東日本大震災 現地情報等 4月6日時点 と 更なるご支援のお願い

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あまり 凄惨な状況を報告するのは
心苦しいのですが
ありのままの事実ですので 書いておきます。

牡鹿半島は 主に牡蠣等の海産物によって
生計を立てている地域だと思われます。
ですから 集落も海に程近い場所が多く
リアス式海岸の引っ込んだ部分に
集落が点在しています。

全集落は確認していませんが
現地の人の話、そして自分の目で
見る限り さむらい浜を除く
殆どの集落の家屋は全壊しています。

2011040801.jpg
こんな奥にまで 津波が届くのか と
驚いてしまう程 威力はすごく
場所によっては 集落のあった痕跡も
なく 元々あった?砂浜のようになって
いる箇所も 決して少なくありません。

現地でも 何度も何度も
避難訓練をしていたようですが
まったく 想定以上 想定の数倍の
津波が 殆ど間髪入れず 訪れたようで
その光景は まったく想像することが
出来ない程です。

高台に位置する個人宅に
生き残った人たちが暮らしているのが
現状で 何度も書いている通り
ガス 水道 電気 電話 携帯網
は 一切復旧しておりません。

2011040802.jpg
自治体 もしくは自衛隊の
食料の配給は続いていますが
多分 一日2回
夕食は 夕方の3時頃 という
生活です。

被災地の前線もいまだ手つかずの箇所の
ひとつで 被災当日から海辺の
状況は全く変わっておらず
勿論 ボランティアも来ておりませんので
倒壊家屋などの整理は 生き残った住民の
手によって行われています。

場所柄 高齢の方も多く
車が流されて使えない、壊れている
現金を持っていない、銀行にイケナイ
ネット環境が使えない、ガソリンが無い
等の 条件が多数重なり
ある程度の備蓄はあるとは言え
ひとつの屋根の下に 数多くの避難者が
いますから 食料の量も十分とは言えません。

2011040803.jpg
しかも 一部道路が開通し
往来が出来るようになったとは言え
我々の見る限り 行く度に
亀裂の箇所 程度も悪くなっていて
杞憂だと良いのですが
大量の雨でも降ると 道路崩落の
可能性は決して低くないと思います。

ハミングバードでは 引き続き
物資輸送の便を予定しています。

今度は 多少 現地の方々の慰問も兼ね
南相馬から入り 石巻牡鹿半島では
現地の人の情報を元に
先端部 および 太平洋岸側の
倒壊を免れた個人家屋をシラミつぶし
訪問する予定です

更なるご支援頂きますよう
 何卒 よろしくお願い致します 野澤

食料(米・パン等)
水 飲料水 ジュース
保存の利く食料
缶詰 レトルト食品 お菓子
カセットコンロ・ボンベ
生理用品 歯ブラシ 歯磨き粉 洗剤

〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10
電話:046-804-1480
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ハミングバードスポルテ 

また インフラ等の 復興作業の
手間取っている一つの要因に
被災地、津波被災地の激しい沿岸部の
地理条件の大幅な変動があります。

東北自動車道路を始め
東北全体が大幅に低くなっています。
特に 海岸線が大きく変わってしまい
いまだ 水没したままのエリアも
数多く残っています。

道路等も 大潮満潮などによって
水没してしまう箇所もあり
インフラ復興にはまだまだ
課題が残されています。

地元住民や自治体等の活躍で
かなり回復している個所もあれば
損傷が激しく いまだ手つかずの場所も
あり 手も足も出ない といのが
本音かも知れません。

仕方ない とは言え
政府や首都圏の多くの人が
原発の放射線にばかり注目がいき
被災地のインフラ復興にはまだまだ
時間が掛かり 全域に
水道 電気 ガス 下水のインフラが
整うのには 一年では足らないかも
しれません。

2011040804.jpg
避難所生活をしている方々も
実際には避難している と言うよりも
家を失っている訳で 帰る場所がないのが
現実ですから まだまだ 物資の面に
おいても 課題はたくさん残っています。

個人的な意見ですが
元々 辛抱強い東北の方々の
あまりの頑張りが心配です。
タバコ、発泡酒なども含め嗜好品などの
もう少し寛容な物資支援など
必要な気がしています。
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